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自作ハンドプレス

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レザークラフトをやっていると結構、音が出る作業があります。
「叩く」事が多いですからね。
その音出しを避けるためにハンドプレスを使っている方が結構います。

市場を見てみるとハンドプレスが結構な種類出ている事に気が付きます。
それらを大きく分けると2種類、菱目打ち、かしめ打ち程度ができる簡易な物、
抜型を使って型抜きができるような高出力・高強度な物。

私も1台欲しいな、とは思ってましたが、家で作れるのは木製レベルまで。
それだと非力な物しか作れないので二の足を踏んでました。
ところが最近、友人の工房で溶接機が使えるようになったので、「チャンス!」と思い
鉄製のハンドプレスを設計しました。
しかも材料は会社の工場で余ったスクラップを調達。なので強度の高い角パイプを使う事ができました。
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溶接作業もやらせてもらいましたが、素人溶接では全然ダメ。(^^;
結局、師匠の手を借りることに。
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プレス機構には「トグルクランプ」という、ジグ固定などで使われるものをチョイス。
レバーが短いので、そこはハンマーの柄を使って延長してます。
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取りあえず試運転。カシメ打ちは楽勝ですね。
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どの位まで力を掛けられるかテストしてみたところ、致命的な強度不足が発覚!(^^;
底板の強度が不足していて、力をもっと掛けようとすると、底板が撓んでしまい力が逃げる。
う~、何やってんだろ。(^^;

現状9mmの板厚を19mm程度に替えてしまえば話は簡単なんだけど、溶接を外してもう一度溶接し直しの必要が。
それではまた外部の手を借りる事になるので、ここはなんとか自力解決を図らねば。
で、取った手段は「底板を木材で補強する」
今度はちゃんと強度考慮して、40mm厚さのタモ集成材を使用。
貫通ボルトで鉄板と縫い付けて強力固定。
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裏側は座ぐって、さらに大径ワッシャーを使い木材への面圧を落とす配慮も。
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さぁ、これでどこまで行けるかな?
お~、この抜型で抜く事ができました。これが家でできるとすごくうれしい。
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トグルクランプというのはストロークエンドで急激に出力が増加する構造なので
そのポイントをうまく使ってやる必要があります。
一番力が掛かって欲しい状態にストロークエンドが合うように。
そのため、こんなパーツを用意して高さを自在に調整できるようにしています。
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コンチョのつぶし作業も余裕でこなせます。
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***ここから追記***
木材で強度UPを図りましたが、やっぱりいまいち。(^^;
結局溶接補強をする事に。

50mm巾x16tの板を底面に溶接します。
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座板の木材もそのまま流用するので、16mmの鋼材から逃げを取るためトリマーでミゾを掘ります。
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隅の溶接ビードが干渉するので、ミゾの角も面取りします。
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これでバッチリ!
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合わせて、コンチョの曲げジグもこのプレスで使えるように「矢坊主」側にタップを立てて
取り付けられるようにしました。
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ジャンパーホック用の打ちコマ(ほんとは専用のハンドプレスがあるのですが)
これも使えるようにしちゃいました。
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打ちコマのおすネジはインチサイズ、なので長ナットの片側をインチのタップで立て直し。
これで我が家のハンドプレスでジャンパーホックのかしめも大丈夫。
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コメント

はじめまして。
レザークラフトを趣味でやっているものです。
このプレス機すごいっすねえ。
自分も知鉄工所の知人にトグルクランプを固定する台を頼んで作ってもらおうかと思っています。
そこで伺いたいのですが、下から2番目の写真に写っている真鍮とボルト(M12かな?)が合体したものは市販されているものでしょうか?
また、同じ写真に写っている6角スペーサー(ロングナットに短いボルトがついてるの)も市販されているものでしょうか?
よろしくお願いします。

>BBさん
ここで使ってる部品はほとんど作ったものばかりです。(^^;

真鍮の円盤はφ40丸棒の端面に旋盤でタップ(M12)を立てて切断した物です。
ボルトは市販のM12寸切りボルトを短く切断して使っています。

スペーサーはどちらも市販品でM12長ナット(長さが色々あります)と
六角穴付き止めねじを使っていて、止めネジをネジロック剤で固定しています。

そうそう、このプレス、木材での補強では足らず、底面に16mmの鉄板を
溶接して補強しました。

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